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ヒルバーグで差をつけよう!ポール無しでリビング広々空間を確保したタープの張り方

キャンプといえどもプライベート空間は必要。かといって閉鎖的な空間はイヤ。そんな方におすすめなのがタープです。

タープは雨をしのげるだけでなく、空間をたちまちリビングに変えてしまう効果があるのです。

私が今使っているのがヒルバーグのタープ。

焚き火台は紆余曲折様々使ってきましたが、タープはヒルバーグを買ってすんなりと落ち着いています。

そんなヒルバーグのタープを以前使っていたスノーピークのアメニティータープヘキサLと比較してご紹介します。

スノーピークからヒルバーグへ

以前使用していたのはスノーピーク(snow peak) アメニティタープヘキサLセットでした。

大型でポールも丈夫で友達を呼んでも6人ぐらい平気でくつろげる空間が作れる優れものでした。

遮熱性もあり真夏の日差しも遮って快適なタープでした。

スノーピークのタープ
スノーピークのアメニティタープヘキサL

ただマンション住まいの私には「大きい、重い」というのがデメリットに感じ、軽量なタープを探し求めヒルバーグのタープに行き着くわけです。

他にもタープは安価なものがありますが、テントをヒルバーグのナロを使っていたため、カラーやブランドを合わせたくヒルバーグタープ10ULを手に入れたのです。

関連記事: ヒルバーグナロ4 GTという魅惑のテントについて

本当はサンドカラーが欲しかったのですが、その時は在庫がなかったので遠方からでも探しやすい好きな色の赤に統一することにしました。

Hilleberg(ヒルバーグ)とは1971 年に夫と妻のチーム、Bo と Renate Hilleberg によって設立されたスウェーデンのテント製造会社。

ハードな環境にも耐えられるようになっており冒険家なども使っているようです。加水分解もしないということで単なるブランドというだけではなく丈夫さやデザイン性などに惹かれ購入に至りました。

ヒルバーグタープの魅力

スノーピークは安心感があったのですが、愛らしいと思えるのはやはりヒルバーグのタープです。

ヒルバーグのタープは小さいながらも魅力が詰まっています。そんなメリットをいくつかご紹介します。

軽量・コンパクト

ポールが付属していないためサイズはスノーピークアメニティタープヘキサLと比べると5分の1ぐらいのサイズでしょうか。そして重さは脅威の10分の1です。

スノーピークアメニティタープヘキサL
7.5キロ

ヒルバーグタープ10ウルトラライト
750g

これまで大掛かりに運んでいたタープですが、今は鞄の隙間に入れて運べるようになりました。

ヒルバーグのタープ
2本の木を利用してタープを張る

軽量とコンパクトはやはり私にとっての大好物です。

そして収納時の醍醐味は畳まなくて良いこと。

タープ自体に袋がついていてそこに雑に押し詰めてゆけばあっというまに撤収完了です。

次に袋から出した時はしわくちゃになっていますが、ピン張りすればシワも気になりません。

この手軽さもヒルバーグのタープのメリットです。

高強度の素材

ヒルバーグの素材は引き裂き強度の高いKerlon 1000という材質です。

引き裂いたことがないので分かりませんが、結構なテンションをかけてタープを張っても破れたことはありません。

テントやタープなど天候から身を守るものなのでハードな環境に耐えうるというのは安心感に繋がります。

ただ結構薄いのでピン張りするときは注意が必要です。

設営の楽しさ

タープの張り方は人それぞれ特徴があると思います。

私の場合はロープワークを駆使して張るやり方。

スノーピークのタープを使っていた時より遥かにヒルバーグを設営する時の方がなぜだかワクワクするのです。

ヒルバーグのタープを張る
浮遊したようにタープを張る

キャンプ場に到着したらまずどこにタープを張るか検討してその後にテントの場所を決めます。

家でも同じく「リビングと寝室」ならリビングが大事というわけです。

常にタープファースト。

そのリビングとなるタープの場所を決めて設営している時がキャンプに来たという気持ちの高まりが一番強いかもしれません。

デザイン性とカラーバリエーション

ヒルバーグのタープはシンプルな長方形です。

デザイン性という意味でいうとスノーピークのアメニティタープの方が美しい形をしているかもしれません。

それでも、この長方形が様々なアレンジを可能にするのです。

ヒルバーグのタープ
完全に平たく張ることも可能

カラーは、レッド、サンド、グリーンがラインナップ。

レッド以外はどれを使ってもキャンプサイトに馴染むと思います。

レッドはやはりインパクトと強いカラーなので、全体のコーディネートを考えないと難しいかもしれません。

シャリシャリとした音

個人的に、ヒルバーグのナイロンの擦れる音が好きなんです。

タープの袋から出した時、タープに収納する時などヒルバーグ独特の音がする気がします。

表現が難しいのですが「シャリシャリ」というようななんともいえない音。

「ああ大自然でキャンプをしている」という感じがするのです。

ウッドのカトラリー同士がぶつかり合うカランカランという音や、コーヒー豆をミルする時のゴリゴリという音、焚き火の薪がパチンと弾ける音、チタンのコッヘルの蓋をしたりスタッキングする時のカシャンという音など、色々好きな音があります。

これらの音が心地いいのは、ゲームやスマホから流れる電子音ではない、リアルで自然の中で感じる音だからでしょうか。

ちょっとマニアックすぎますかね。

ポール無し設営で広々リビング

ヒルバーグのタープにはポールが付属していません。

なのでポールを2本買って設営するか、木を利用してタープを張るかのいずれかになります。

軽量化を図っているので必然的にポールなしで設営するテクニックを身につけました。

しかもポールがないと、下の空間を広々と使え、荷物も減るというメリットがあります。

そしてロープワークを覚えてしまえばポールがない方が設営が簡単です。

ヒルバーグのタープ
ロープワークを使いタープを張る

デメリットは程よい間隔に2本の木がないと張れないということ。なのであらかじめ林間サイトを予約し木が多いことを調べておきます。

ポール無し設営方法は2本の木にロープを張り、その上にタープを乗せて張る方法です。これは言語化が難しいのでリクエストがあればいずれ動画にできればと思っています。

ロープワークを活用した張り方

ちなみに、使用するロープワークは下記の4つです。

シベリアンヒッチ(引き解け結び)
バタフライノット
トートラインヒッチ(自在結び)
プルージックノット

覚えることがたくさんのようですが、自宅のテーブルの脚などを利用して何度か練習すれば手が覚えてしまいます。

洗濯物やシュラフを干したりする時にも活用できるので、覚えておくとアウトドアが2倍増しで楽しくなります。

赤タープの日中問題

赤いタープは家族からは目がチカチカするからやめてくれと評判は悪いです。

でも遠くのトイレや炊事場に行ってから帰ってくる時、赤のテントやタープを使う人は少数派なので一発で分かります。

ちょっと変態的なカラーリングですが、サバイバルな環境では遭難した時など見つけやすく良いのかもしれません。

明るい日中ではタープの下の物が赤く見えます。

タープの下でビールを飲む
日中の赤いタープの下で
ご飯と味噌汁
若干赤く染まったご飯と味噌汁

慣れれば問題はありませんが、写真撮影する場合は上の写真のように赤に引っ張られて映ります。

ユーチューバーなど綺麗に撮影したい場合は、グリーンかサンドを選ぶ方が良いでしょう。

ちなみにヒルバーグのテントはインナーが黄色なのでテント内にいる場合日中でも赤くなることはありません。

まとめ

改めて記事にしてみると、ヒルバーグのタープは魅力が詰まっていると再認識しました。

おしゃれに浮遊しているかのごとくタープを張ることに喜びを感じて楽しんでいることが伝わればと思います。

是非とも、ヒルバーグ タープ10 UL(ウルトラライト) を買う時に参考にしてみてください。

タープ10 UL(ウルトラライト) – レッド
SHELTERS LABEL ¥ 49,500 (税込)製品コード #12771001