いざという時に、きちんと覚えておけば使えるロープワーク。
サッとできたら、そりゃ尊敬されるでしょう。
ロープワークはYouTubeを見ながらだと簡単にできますが、たまにスマホの電波が繋がらないキャンプ場もあるので、しっかり覚えておきたいところです。
タープを張る時、ハンモックを張る時、シュラフを干す用にロープをピン張りしたり。
キャンプだけでなく、新聞をくくる時や、自転車に荷物をくくりつける時など、いろんな場面で使えます。
もう、これは試験勉強だと思って、確実に覚えておきましょう。
とにかくキャンプで使えるロープワークを7つピックアップしました。
シベリアンヒッチ(引き解け結び)
まず最初に使うのが、このシベリアンヒッチ(引き解け結び)です。
覚えれば、素早く木にくくりつけられます。
キャンプ場に到着して、バックパックを地べたに置きたくない場合など、このロープワークと次に紹介するバタフライノットを使うと、木にぶら下げることができます。
とにかく、簡単でよく使うロープワークです。
しかも、簡単なのに強く、端を引っ張れば簡単に解ける、何とも不思議な結び方です。
バタフライノット
あやとりのように少し複雑かもしれません。
ロープの中腹に輪っかを作るロープワークです。
似ている結び方で、マンハーネスノット(鎧結び)というのもありますがバラフライノットの方が強固な結び方です。
木がなくてもくくれるので、何度もやって覚えましょう。
解く時は、両端を横に引っ張れば解けます。
トラッカーズヒッチ(万力結び)
トラックの荷台などで用いる結び方なので、トラッカーズヒッチ。
滑車の原理で折り返すことによって、かなりの力でピン張りすることができるロープワークです。
トラッカーズヒッチを使うことで、木と木の間にピンとロープを張ることができるのです。
相当な負荷がかかるので、太めの丈夫な木を使いましょう。
トートラインヒッチ(自在結び)
トラッカーズヒッチを使って、ロープをピン張りしたら、最後はトートラインヒッチ(自在結び)で固定します。
テントやタープに自在金具が付いていますが、実はロープワークだけでもできるのです。
金具が壊れた時にも使えますし、覚えておくべきロープワークの一つです。
トートラインヒッチは、根本を持って動かせば動くけれど、ゆるみにくい不思議なロープワークです。
ダブルフィッシャーマンズノット(二重テグス結び)
ロープとロープを繋ぐ時に使ったり、輪っかを作ったりする時に使います。
登山でも使うロープワークです。
なかなか出番はないかもしれませんが、ダブルフィッシャーマンズノットを使い輪っかを作り、プルージックで、タープを張るのに使ったりします。
いつでも使えるように、ダブルフィッシャーマンズノットで作った輪っかを2つを常に持っています。
プルージックノット
ダブルフィッシャーマンズノットを使って作った輪っかを使い、プルージックという結び方を使います。
これで、タープを張るのに使います。
このロープワークも不思議なもので、結び目を持って動かすとスライドするのですが、ロープだけを持って動かすとびくともしません。
ボーラインノット(もやい結び)
1番定番で王道な結び方ですが、1番使いません。
シベリアンヒッチとは違い、輪っかが縮まらないのが特徴です。
真っ直ぐ引っ張る力に対しては強いのですが、そうでない場合に解ける可能性があり、登山などでは使用しない方がいいです。
ボーラインノットは高負荷をかけないような使い方をしましょう。
ロープワークテクニックのまとめ
ロープワークは、何度もダイニングテーブルの足を使って、トラッカーズヒッチやトートラインヒッチを練習しました。
覚えた時には、ロープを張りたくてウズウズ。
もはや、「キャンプに行きたい」というより、「ロープを張りたい」。
ゴルフの打ちっぱなしでいい球が打てるように上達したらコースに出たいのと同じ。
実際のフィールドで試したくなるんです。
キャンプスキルをアップさせるためにも、ロープワークを覚えてみましょう。