人間というものは、不思議なものでアンテナを張ると、今まで見えなかったものが見えてくる。
昔読んだ本に書いてあったけれど、例えば黄色い蝶にアンテナを張っていたら、1日に何度か黄色い蝶を目にするそうだ。
赤い車にアンテナを張れば、赤い車を見かける。
欲しい車がよく目につくのもこのせいだ。
息子が「クリスマスプレゼントに自転車が欲しい」と言い出すまでは自転車というものに全く興味がなかった。
そもそも、東京の狭いマンションでは置く場所もないし、自転車に乗ることなどないと思っていたのだが、屋内に設置できるスタンドがあると知り現実味を帯びてきた。
調べだすと、自転車は奥深い。
種類が豊富で、MTB(マウンテンバイク)やロードバイク、クロスバイクなど様々。
最近ではグラベルロードという、ロードバイクとマウンテンバイクの中間の様な自転車も登場し、人気が出ているようだ。
長距離走ることよりも、トリックやジャンプなどができるように、そして太めのタイヤで安定感があるようにと、MTB(マウンテンバイク)を買うことに。
車種は決まれど、ブランドが決まらない。
これは、国や名前の雰囲気で選ぶしかない。
メリダ、ビアンキ、キャノンデール、TREK、などが候補に。
コスパがいいのは、キャノンデールとTREK、GIANTあたり。
子どもは、カタログを集めて見ているだけでワクワクするようだ。
わかるよ、うん、わかる。
僕だって、買うこともないポルシェマカンのカタログ見たりするだけで、ワクワクするからね。
結局、近所にTREKの店舗があったので、そこで購入を決めた。
自転車選びははっきり言って難しい。
自転車を単なる移動手段としてしか使わない人なら何でも構わないが、趣味として扱うならMTB(マウンテンバイク)とロードバイクの2択になるのかな。
はっきり言ってどちらも乗らなければわからないが、主にどこで乗るか、どんな乗り方をするか、で車種が決まってくる。
地域によっても乗られている自転車の傾向があるように思う。
海外でよく乗られているMTB(マウンテンバイク)は、大使館が密集している麻布十番あたりに多い。
青山や渋谷、恵比寿あたりではロードバイクが多いように思う。
MTB(マウンテンバイク)を買うにあたって、店舗を探し回ったけれど、売っている店自体少ない。
大型店舗でも、ほとんどがロードバイクしか置いていない。
比率的には、数百台ロードバイクが置いてあるのに対し、MTB(マウンテンバイク)は1台しか置いていない店もあった。
希少性でいうと、MTB(マウンテンバイク)だが、選べる種類でいうと断然ロードバイクだ。
いずれにしても、ライフスタイルに自転車をプラスすることで、健康と豊かさを手に入れられるなら、安いものではないか。
自転車が生活の一部となって、子どもたちの行動範囲が広がってくれたらいいな〜と、願いつつ自転車の魅力に親子共々ハマっていくのが、今は妙に楽しい。