ギターでもサーフィンでも、デザインでも独学でやってきた。
独学派の自分は誰かに教えてもらうことがあまり好きでない。
サックスも最初は習ったけれど、すぐにやめた。
ド〜レ〜ミ〜と当たり前のこと反復する基礎練習というものが嫌いなのだ。
早く曲を吹かせてくれよ、って思う。
建築も基礎がしっかりしていないと強固な建物は建てられない、という例えを良く聞く。
頭ではわかっているのだけれど自己流が好き。
比べたら失礼だけれどイチローだって自己流だとかいうしね。
スノーボードを始めたころも、同様に独学で最初は滑っていた。
が、、、初心者の友達と悪戦苦闘していて、「やっぱりスクールに行こう」と誘われしぶしぶ教えてもらうことに。
今考えると、あれが良かった。
滑り方だけでなく、止まり方、板の置き方、ブーツや板のはき方、リフトの乗り方など。
根本的なことを半日でサクッと教えてくれた。
インストラクターはえらいもので、コツを教えるのがうまい。
あたりまえのことだけど、独学派にとっては目からウロコ。
そのせいか、サクサク滑れるというわけではないけれど、楽しめるようにはなった。
数年すると、自分が上達して初心者をスノーボードをに連れて行く機会が増えた。
その時は逆に自分がコーチとなって教える。
教わった事は今でも覚えていて、そっくりそのまま伝えると上達は早い。
こうやって、技術は伝染していくのだな。
スノーボードはターンが難しく得てして初心者がつまづく。
まっすぐ滑るのは意外と簡単で、止まることとターンが難しい。
しかも、つま先側に重心をかけるフロントサイドターンでつまづく人が多い。
そこで、ならったレクチャーを我が物のように伝える。
「だるまをかかえるように、膝を落として、山側を見て」
これで、ターンができるようになった人は数知れず。
魔法のワードのよう。
教えるときは論理的よりイメージを伝えるほうがいい。
「エッジを立てる」より「膝を雪に近づける」の方がわかりやすい。
やはり習うという事は、基礎を固める上でも大事なんだなと感じる今日この頃。
スポーツは、独学よりも習うべし。
さてさて、次はゴルフでも習おうかな。