極寒のキャンプや車中泊を楽しんで過ごせる3つの方法

雪山

冬のキャンプや車中泊は、寒いと覚悟をしていても、そんな気持ちを打ちのめされるぐらいに寒い。

快適と言うほどまではいかなくても、寒さで凍え死なない程度には準備をしておきたいもの。

夏の蒸し暑さで寝苦しいのもイヤだけれど、冬の寒い時は生死に関わる。

昔、車でスノーボードに行って、車中泊をした時のできごと。

当時乗っていた車は、トヨタのマークII クオリスというワゴンでなかなか便利だったな。

キャリアも積んでいて、フルフラットになるから、スキー場に早めについて夜を明かすというプランだった。

そのころは、キャンパーでもないから、シュラフだけを持って行くという甘い考え。

経験してわかったことは、トランクなどからの冷気が、窓を開けているかと思うぐらいに入り込んでくる。

もう、こうなると外で寝ているようなものだから、一晩中凍えるような寒さ。

エンジンをつけ暖房を入れたいところだけれど、マフラーがふさがれるほどの大雪だったので、一酸化炭素中毒になっても困るから、がまんして夜を過ごした。

おそらく、ほぼ車内の温度は氷点下。

次の日は、言うまでもなく風邪をひいて、インフルエンザにうなされた。

はるばるゲレンデに来たから、スノーボードはちゃっかりと楽しんだけれど。

あの苦い経験から、冬を過ごす準備は万全にしている。

そこで冬のキャンプや車中泊を過ごす方法をシンプルに3つ

冷気を遮断する

まず冷気を遮断しなければならない。

冬用のテントを持っているならベストだけれど、オールシーズンのテントはフライシート下の通気性がよくできていて、冷気が入ってくる。

雪が降っているなら逆に、雪でここを塞ぐというのも1つの方法。

ビニールシートを使って、手作りでフライシートにスカートをはかせているいる人もいる。

とにかく、ここを塞がないとテント内は極寒のままだ。

車であれば、トランクのすきまや窓ガラスから冷気が入ってくるから、その冷気が入ってくる場所をタオルや、布、段ボールなどで防ぐ。

そして、重要なのはシュラフを敷くマット。

冷気は下からやってくる。

なので、マットや段ボール、布団を持参できるのであれば、何重にも重ねることをオススメする。

コットを使う人ならば、コットの下の気流を防ぐために、カバンや荷物をおく。

いずれにしても、通気性を悪くするのが、ポイント。

厚着をする

テント内や車内の室温を確保したら、次に重要なのが寝床。

何万円もする本格的なシュラフが必要かと思いきや、高価なシュラフなど必要ない、とベテランキャンパーが言っていた。

シュラフにはマミー型封筒型がある。

冬キャンプのシュラフとなれば、当然のようにマミー型だと思いきや、意外にも封筒型を使っている人もいるそうだ。

では、どうするかというと、単純に厚着をする。

ユニクロのヒートテックで安心してはダメ。

アウトドア用の厚手の下着や、フリース、トレーナーなどを着込む。

ズボンも、スウェットなどを重ね着。

そして、ニット帽や、手袋、くつ下も効果的。

普段、くつ下をはかずに過ごしているけれど、この時ばかりはくつ下を2枚ばき。

シュラフに頼らず、重ね着で対応するのが、微調節もできて効率的。

あと、シュラフに記載されている、最低使用温度はあてにしないほうがいい。

あの表示にも痛い目にあわされたことがあるからね。

極寒になる前に、実際に使ってみてどれくらいの保温性があるかなど確かめておく必要性があります。

暖をとるものを用意する

ストーブやヒーターが用意できるのなら、それがベスト。

オートキャンプ場なら、電気ストーブが使えるから家庭用のストーブを持って行く。

前室のあるテントを持っている人は、灯油ストーブを持って行く。

あこがれるのは、大きめのテントで薪ストーブをたいてみたい。

その他にも、湯たんぽ、カイロなど、温まるものは用意して行こう。

ストーブやヒーターは、環境が許す限り持っていけるといいね。

ぜひ、凍えないように、万全を尽くしキャンプを楽しんでください。

アウトドアマガジン編集部

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