木炭を使って、飯盒(はんごう)や土鍋でご飯を炊くという行為がキャンプでは楽しかったりする。
炊飯器にお米をセットしスイッチポンで、時間がきたら自動で炊き上がる時代だけれど、昔は釜にかけふいごでふぅ〜ふぅ〜しながら米を炊いていたそうで。
あいにく、僕が生まれたのはその時代ではないけれど、そう遠い昔の話ではない。
ほんと、便利な世の中だなぁと言いつつも、実は我が家には炊飯器はなく、圧力鍋で炊いている。
引越しのタイミングで炊飯器を処分したのと、これで炊くと安い米でも美味いから。
キャンプだけでなく、日常でも炊飯器を使わずにお米を炊くことをオススメしたい。
理由は、災害などに備えて、電気を使わずに米を炊くというスキルが必要だと思うからです。
やってみるまでは、相当に難しく、火加減の微調整が必要なのかと思っていたけれど、いや、全然そんなことはないんです。
火加減も適当だし、蒸らしなども適当。
はんごうにお米を入れて30分ぐらい吸水させることと、水の量さえ間違えなければ、意外に美味しく炊ける。
水の量は米と同じだけか、少し多いぐらいの水をいれる。
米が180gなら水200mlぐらい。
炊く方法は簡単で、はんごうでも、圧力鍋でも同じく、中の水を沸騰させるまで強火。
はんごうなら、フタがガタガタ浮いてきたら弱火で10分ぐらい火にかけてあとは蒸らす。
圧力鍋なら、シューシューとなりだしてから火を止めて蒸らすだけ。
超絶に簡単だなのだけれど、はんごうの場合、フタを開けるまではいつもドキドキ。
恐る恐るはんごうのフタを開けると、真っ白に炊けている白米を見ると思わず、ニヤリとしてしまう。
なんだかんだ言っても、はんごうでご飯を炊いて、今だかつて失敗したことはない。
おそらくタイマーがなくて火にかけすぎたらコゲたり失敗するのだろうけど、今や誰でもスマホでタイマーをセットできるから失敗はない。
はんごうというと、昔からソラマメのような形で、腰にぶら下げた時にフィットしやすいようになっている兵式が定番の形。
形はダサいけれど、内側のフタが2合、外側のフタが3合、と量りになっていて、フタがお皿代わりにもなるという合理的なところがニクい。
あれ、いまだに売っているけれど、時代は変わって吹きこぼれがしない、便利なクッカーもある。
その一つが、キャンパーの間で人気のユニフレーム ライスクッカー。
ユニフレーム ライスクッカーミニDX
実はこれ、炊飯器よりも美味しく炊けると評判。
炊飯器を手放して、ライスクッカーを普段使いしている人も多いよう。
ガスや炭火で炊くと美味しくなる原理はわからないけれど、ご飯は毎日食べるものだから、美味しくいただきたい。
炊飯器を使わずにはんごうや鍋を使って、ご飯を炊いてみるというのも、豊かなライフスタイルのような気がするね。
全自動で炊ける便利さもいいけれど、少しだけ不便でも美味しいご飯が食べられるっていうのもいいでしょう。
キャンプだけでなく、日常でもはんごうを使うのって、いかが?