ご飯は何で炊けば美味しいのか?という議論はいろんなところで行われているように思います。
我が家では、ここしばらく圧力鍋でご飯を炊いていました。
ミニマリストを見習ったわけではなく、単純に引っ越しを期に、炊飯器を処分しただけなのですが、意外に美味しくご飯が炊けるので、ここ数年は圧力鍋でご飯を炊いていました。
ただ、ライフスタイルの変化によって、炊飯器がないと不便な事が生じてきました。
圧力鍋では、予約炊飯ができないのです。
特に、仕事から帰ってきた時には、すでにご飯が炊けている状態が良くて、炊飯器を買うことにしました。
これまで炊飯器は、家電量販店で安く売っている1万円ぐらいのものを買っていましたが、今回はとびきり美味しいご飯が食べたくて、10万円ほどの炊飯器を購入。
グッドデザイン賞も受賞しているタイガーのGRAND X JPG-X100-WFというモデルです。
デザインが良くて、美味しいご飯が炊けるというレビューだったので奮発。
これまで買ってきた炊飯器が10個ぐらい買えちゃいます。
丁寧に風呂敷に包まれていて、いかにも高級そうな炊飯器。
なかなか粋です。
無印良品などが好きな我が家では、画面には何もない、あっさりとしたデザインが気に入りました。
手をかざすと、ボタンが浮き上がるという、無駄だけど、かっこいい仕様。
生産終了品となっていますが、三重県四日市市の「四日市萬古焼」を使用した本土鍋。
様々なモードがあって、ふっくら、もちもち、固め、など、自分好みに炊く事ができます。
そんな炊飯器をしばらく使ったのですが、味はというと、思ったほどでは。。。という感じ。
家族の反応も、みんな一緒。
価格がそれなりにするだけあって、期待値が高すぎたというのが大きいかもしれません。
これなら、クッカーの方が美味しいのでは?と思い立ち、クッカーで炊いたお米と食べ比べをしてみました。
クッカーはスノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020 ¥3,600(税別)です。
クッカーで炊く米は
1、中火から強火ぐらいで火にかける
2、吹きこぼれ出したら弱火にして10分
3、蒸らし10分ぐらい
で炊きます。
炊飯器の方は、いつものようにスイッチを押すだけ。
さて、比べてみた結果は。
結論をいうと、米のつや、味ともに、クッカーの方が上だと感じました。
家族の反応も、スノーピークのアルミクッカーに軍配。
はやり、ガスの強さとアルミの熱電導率が良いからでしょうか。
なんとも、不思議な結果です。
後日談として、料理人の方に「一番美味しいご飯を炊くには何で炊いたら良いですか?」
という質問を投げかけたら、答えは土鍋でした。
そして、二番目に美味しいのは、アルミ鍋でした。
高級炊飯器は、土鍋なのですが、やはりガスと電気の違いでしょうか。
結果としては、
土鍋+電気 < アルミ+ガス
という図式になりました。
結局、火力が大事なのかもしれません。
失敗もなく、予約もできる炊飯器に利便性ではかないませんが、そこまで高級な炊飯器はいらないですね。
ちなみに、アルミクッカーで炊くご飯が美味しすぎるってことで、高級炊飯器も十分に美味しいですよ。
あくまでも個人的な主観なのであしからず。
私が炊飯器をプロデュースするなら、炊飯器の形状とボタンなどのデザインを洗練させて、余計な機能を削ぎ落とし、釜をアルミにするでしょうか。
以上、高級炊飯器とアルミクッカーとの炊き比べた感想でした。
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