SnowPeakのアルミパーソナルクッカーは愛くるしい。スタッキングの便利さとコスパの良さを徹底解説!

snowpeakcooker

2人に1人は持っているのではないかというぐらいに定番なモノ。

掃除機ならダイソン。
腕時計ならアップルウォッチ。
洋服ならユニクロUのTシャツ。など。

スノーピークのパーソナルクッカーもそんな部類のキャンプグッズではないでしょうか。

誰もが最初に買うクッカー。

安心できるスノーピークというブランドでかつ安価なため多くの人に支持されているのもうなずけます。

今回はこのクッカーを長年使用してきて感じることなどをご紹介しようと思います。

アルミパーソナルクッカーセットとは?

アルミパーソナルクッカーセットは新潟が本社のスノーピークという会社が販売している定番のクッカーセットのこと。

鍋が2つとフライパンにもなる蓋が2つの合計4つで構成されています。

アルミパーソナルクッカーセット
鍋小、蓋小、鍋大、蓋大 の4つの構成

軽量でスタッキングできて、安価なので多くのキャンパーに愛され続けている商品です。

私は2017年に購入してから未だに愛用しています。

写真を見てわかるように鍋の大きい方は調理などでガンガン使っているので汚れていますが、小さい方はお湯を沸かすのに使用しているためあまり汚れがありません。

予算と性能のバランスが絶妙

私がパーソナルクッカーを購入したときは3,500円ぐらいでしたが、現在は5,500円ぐらいまで値上がりしてます。

当時が安すぎただけかもしれませんが、5,500円ぐらいでもこの4点セットがついてくるなら安い気がします。

そしてその性能といえば、アルミという軽量な上にハードな使い方をしても壊れず長年使えるタフな仕様です。

そのタフさはいろんな人のブログやYouTubeなどで発信されているので折り紙つき。

キャンプ初心者の人で迷ったら買って間違いはない商品です。

スタッキングがキャンパーの心をくすぐる

キャンパーにとってスタッキングとかコンパクトに折りたためるとか、何役にもなるとかは大好物なのです。

そして、あらかじめスタッキングされている「鍋と蓋」というだけで嬉しい仕様です。

もはやフィールドを楽しむという目的はよそにスタッキングの心地よさに目がいってしまいます。

アルミパーソナルクッカーセットのスタッキング
クッカー大とクッカー小がスタッキングできる

キャンプで足りないとか、持って来ればよかったとか後悔することも多々ありますが、パーソナルクッカーは鍋とフライパンが2つづずあるという安心感があります。

意外にも2つあって良かったというシーンが多々あります。

洗うのが手間な時も活用できますし、フライパンは受け皿としても使えます。

コンパクトに2つの鍋と2つのフライパンを持ち歩けるという便利さは専用に設計されているだけあって秀逸です。

耐久性と使い勝手抜群のクッカーセット

アルミは柔らかく弱そうなイメージがありますが、空焚きなどしなければ長く使えます。

かれこれ2017年から使っていますが未だ壊れることなく活躍しています。

アルミパーソナルクッカーセット
鍋底は煤だらけ

本来は御法度なのかもしれませんが、お構いなしに金たわしでゴシゴシ洗ってます。

私の場合は手軽に汚れが取れて綺麗になるのでもっぱらこの方法。

本来は傷がつきにくいタワシなどで擦るのがベスト。

火にかける時は直接焚き火の中に放り込んだりしています。

アルミの融点は660℃なので空焚きすると溶けて穴が開きますが、そうでなければハードに使っても問題なしです。

キャンプでペンネを作った時の記事

アルミ製品ならではの調理のしやすさと扱いやすさ

アルミはステンレスやチタンなどに比べて熱伝導率が高いです。

そのため薪の上に直接のせて温めると速攻で沸騰します。

グツグツ煮込む料理などはあっという間。

そしてアルミのメリットを活かせるのは炊飯です。

下手な炊飯器でお米を炊くより断然、お米が美味しい

これは京都の有名料亭で働く料理人さんから聞いた話なので間違い無いです。

アルミパーソナルクッカーセットのフライパン
フライパンや取り皿にもなる蓋

この蓋にもなるフライパンが意外に役立ちます。

朝ごはんのソーセージを焼いたり、目玉焼きを作ったり。

お皿としてパンやおやつを乗せたり。

テフロン加工されていないためくっつきそうですが、油を引いてきちんと使えば問題ありません。

アルミパーソナルクッカーセットの内側のメモリ
内側にメモリあり

内側にメモリがありますが目安にしたことはありません。

これ、ご飯の「合」ならいいのですが使える人には便利なのでしょうか。

長年の酷使だからこそ愛着が湧いてくる

愛着が湧くのは長年使ったからであってパーソナルクッカーだからではないかもしれません。

ただ長年使って酷使してもヘタレないモノだからこそまだまだ使おうという気になるのでしょう。

焦げがついたアルミパーソナルクッカーセット
ハードに使いすぎて真っ黒

いつも焚き火に放り込んでお湯を沸かしたり、キムチ鍋を作ったりするので鍋底は真っ黒。

最初は毎回綺麗に洗っていたのですが、最近では何回かに一度しかすすは落としません。

取手もシンプルな構造がゆえ壊れることはありません。

別のクッカーを使うことはあっても、このクッカーは穴が開くまで使うことでしょう。

アルミがゆえに歪みが気になる

アルミは素材が柔らかいためすぐに変形します。

アルミパーソナルクッカーセット
鍋と蓋の歪みが気になる

落としたりすればすぐに凹みますし、洗うときに力を込めると鍋が変形します。

そうすると鍋と蓋の立て付けが悪くなり、開け閉めがタイトになるのです。

唯一アルミという素材がゆえのデメリット。

グイッと両手で力を入れると形を変えることはできますが、正円に戻すのは結構難しいです。

長きにわたり愛用したからこそ感じる魅力

おそらくパーソナルクッカーは買う時にワクワクして買い、しばらくすると飽きがきて、年月が経つと愛着が湧き手放せなくなる。そんなプロダクトだと思います。

アルミパーソナルクッカーセットとメッシュの収納袋
収納袋に入れたクッカー

メッシュの収納袋もついていて可愛くコンパクトに。

高価なものはガンガン使いにくいですが、パーソナルクッカーなら思い切って使えます。

本来キャンプでは焚き火に突っ込んで料理したりハードな使い方が似合うのです。

用途としてはメスティンと変わらないのですが、コロンと丸っこくて可愛くて2人なら十分使えるクッカーなので用途の幅は広いです。

メスティンが流行っているけれど一周回ってスノーピークのパーソナルクッカーが愛らしい。

まだお持ちでない方は、ぜひ一度手に入れてみてはいかがでしょうか。

アウトドアマガジン編集部

外遊びの楽しさを伝えるアウトドアオンラインマガジン。趣味がない人にも読んでもらいたい。リアルが伝わるようライターの体験に基づき情報を発信しています。

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