アウトドア界隈では、メスティンがかなりブレイクしていて、SNSなどでもよく見かけるようになりました。
メスティンというシンプルな道具を使っての料理は簡単に思えてしまいますが、みなさん根本的に料理がうまいんですよね。
そんな、メスティンの代わりに利用できるのが、野田琺瑯(のだほうろう)の器。
メスティンと同じようなサイズ感のシリーズもあり、器としてだけでなく調理器具としても使えるのです。
野田琺瑯は、バットと器と種類がいくつかあって、料理や保存するものによって、使い分けが可能です。
冷蔵庫に保存時ていたスープなども、そのまま火にかけられるのがメリット。
琺瑯は、鉄製の器にガラス性のコーティングをしてあるので、匂いもつきにくく、火にも強いのです。
ぶつけたりするとコーティングがはがれ、鉄がむき出しになるので注意が必要ですが、丁寧に使えばキャンプでも使えます。
野田琺瑯の器は持ち手がないのがネックだったのですが、最近やっとこ (鍋つかみ)を手に入れたので、よりいっそう、調理がしやすくなりました。
これは、Amazonで手に入れたもの。
野田琺瑯レクタングル深型のシリーズは、ふちが盛り上がっていて、すんなりやっとこ が挟めません。
少しコツが必要で、やっとこ を斜めから差し込む必要があります。
慣れれば全然問題ないんですけどね。
アウトドアでは荷物をコンパクトにするために、何役も兼ねるプロダクトが嬉しいのですが、野田琺瑯はまさしく、ポリバレント。
ポリバレントとは、アイアム冒険少年という番組で東大生の伊沢さんが頻繁に使っていた言葉で初めて知ったのですが、複数の役割をこなせるという意味でだそうです。
野田琺瑯の器は白いので焚き火に入れることはできませんが、ガスであればメスティン的な使用ができ、料理だけでなくタッパーとしても使え、そのまま食卓にも並べられる、ポリバレントな道具。
バットも、ボウル のように切った野菜を入れたり、洗い物を運んだりできます。
なんなら、すき焼きのような浅い鍋としても使えそう。
野田琺瑯とトランギア のメスティンのサイズ比較
みんな大好きメスティンとサイズ感を比較してみました。
野田琺瑯 レクタングル深型M用 | trangia トランギア ラージメスティン |
サイズ:W183×D125×H62 | サイズ:W20.7× D13.5× H70 |
容量:0.85ℓ | 容量:1.35ℓ |
重量:約300g | 重量:270g |
こう見ると野田琺瑯は鉄なので少し小さく少し重いですね。
野田琺瑯の方は、蓋がないので、蓋をして調理したい場合は、アルミホイルなどで蓋を作るか、専用の蓋を使うと良いかもしれません。
ご飯を炊く時には、アルミのメスティンの方が美味しいと思いますが、その他の料理をする時には、ポリバレントな野田琺瑯もキャンプ道具としては意外と使えます。
白くてオシャレな可愛いアイテムの野田琺瑯。
琺瑯製品ってなぜか集めたくなるんですよね。
あと、重ねたりするときの音がなんとも、琺瑯っぽくて好き。
日常のライフスタイルをそのままキャンプでも。
タッパーと鍋とそのまま食卓に出せる器という、まさに3役こなせるポリバレントな野田琺瑯でした。