道志の森キャンプ場でソロキャンデビューするあなたが注意すべき11のこと

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道志の森キャンプ場は山梨県の道志村にあるキャンプ場。

道志村の一帯には、たくさんキャンプ場があるのですが、なぜか有名人が紹介していたりメディアの力もあってか、ここが賑わっています。

みなさんご存知の「タナちゃんねる」のタナさんもよく取材をしていますしね。

他のキャンプ場も開拓をしたいと思うのですが、Webサイトがなかったり、レビューの情報が少ないので、道志の森キャンプ場に集中してしまうような気もします。

道志の森キャンプ場は行ってみて気づいたのですが、ここはソロキャンプに向いています。

その理由を書きましたので、これからソロキャンプデビューされる方は、参考にしてみてください。

道志の森キャンプ場の特徴

道志の森は、かなり広大なキャンプ場です。

複数のエリアがあって、色んなキャンプスタイルの人たちが楽しめるようになっています。

・川沿いのサイト
・林間のサイト
・山中のサイト
・グループ用サイト
・プルーサイドのサイト
・バンガロー

ご自身のキャンプスタイルに合わせてサイトを選ぶと良いですが、ソロキャンプにおすすめなのは川沿いのサイトか、林間サイトです。

テントはちょっと、、、という方ばバンガローという手もありますが、ソロでは寂しすぎますね。

プールサイドのサイトはファミリーキャンプが多いので、ソロキャンで凸するのはちょっと躊躇します。

利用時間は
チェックイン 09:00
チェックアウト 12:00

となっています。

道志の森がなぜソロキャンプに向くのか

では、道志の森キャンプ場がなぜ、ソロキャンプに向くのか。

季節や休日、平日などによっても異なるかもしれませんが、以下個人的な感想です。

ソロキャンプの人が多い

ソロキャンプを始めるには、ソロキャンパーが多いキャンプ場を選ぶ方が良いです。

キャンパーが少ないと不安になりますし、何かあった時助けを求めたりしにくいですから。

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やはり、同じ境遇の人が多いというのは安心につながります。

たぶん、有名人が道志の森でソロキャンプをするというYouTubeを公開したりするので、

「道志の森=ソロキャンプ」

というイメージがあって、ほんとにソロキャンパーが多いです。

人が多いけれど、程よい間隔でパーソナルエリアが保たれる

川沿いにテントが張ることができれば、ラッキーです。

上手に川に向かってテントを張れば、プライベート空間の出来上がり。

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テントの張り方によっては、顔をみられることなく、くつろぐことができます。

道志の森キャンプ場自体は人が多いのですが、良い間隔で木が生えていたりして、パーソナルエリアが確保できるため、人が多く感じないのもメリットかもしれません。

プライバシーを確保できるからこそ、有名人もたびたび訪ねるのではないでしょうか。

ソロキャンプに優しい金額設定

コスパという言葉が大好きな関西出身なのですが、道志の森キャンプ場はソロキャンの人にとってはコスパが良すぎます。

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1人500円 車が500円 合計1,000円と激安です。

これなら2泊、3泊したくなります。

マナーの良い人が多い

偶然にもTwitterのフォロワーさんが隣にテントを張られていましたが、その方もソロキャンプでした。

とても礼儀正しい方で、ソロキャンプを楽しまれていたようです。

場内を見て回りましたが、大声を出したり、雑な駐車をしている人などはいませんでした。

もっとも、大声を出しても川のせせらぎの音であまり聞こえないんですけど。

道志の森キャンプ場では、マナーよく、品の良い人が穏やかにキャンプをしていたように思います。

トイレがきれい

ソロキャンプとはあまり関係ありませんが、トイレがきれいなのは嬉しいです。

場所によっては、ウォシュレットがついていたりします。

女性だと、トレイのきれいさが最優先という方もいるので、これはありがたいのではないでしょうか。

ただし、後述するようにトイレットペーパーが設置されていないので要注意です。

飽きない環境

ソロキャンプでの楽しみ方は人それぞれ違うと思いますが、川というのは動きがあって、音もするので、ぼーっとしていても飽きないんです。

川が見えるポイント

やはり、無音だと逆に居心地が悪くなります。

飽きない要素として、鳥の鳴き声や、川のせせらぎなど「自然の音」と、周りのペグを打つカンカンという音や、車が走る音などの「ひと気の音」があるからではないでしょうか。

ファミリーキャンプでは、あれこれ忙しく気づかなかった事が、のんびり自分のペースでできるメローな時間が道志の森キャンプ場にはあります。

道志の森キャンプ場で注意すること

ソロキャンプデビューをする人にもおすすめしたい道志の森キャンプ場ですが、いくつか注意しないといけない事があります。

2021年6月16日現在での情報ですが、下記注意点です。

規約などが変わる場合がありますので、キャンプに行く前には公式サイトを確認するようにしましょう。

予約ができない

予約ができないので、早めの出発か、繁忙期に行かないことがポイントです。

狙い目は、少し寒くなりかけの10月、11月ごろでしょうか。

いずれにしても、人が行きたがらない時期を狙うしかなさそうです。

その他、狙い目としては、6月の雨が降っている日、9月の夏休みが終わった平日でしょうか。

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私が行ったのは、9月の中旬の平日で、そこまで混んでいませんでした。

ただ、時間帯は早めの方が良い場所が確保できるので、チェックインの9:00を目指して行くことをおすすめします。

サイトの確保は迷わない

キャンプ場自体が広々としていて、川沿い、林間、山中といろんなサイトがあるので迷ってしまいます。

場内をぐるぐる回って、ベストな場所を探そうとしてしまいますが、そうしているうちに目星をつけていた場所が取られていたりします。

「Good は Great の敵である」

という名言もありますが、道志の森キャンプ場においては「グッド」か「ベター」ぐらいで確保した方がいいです。

自分の、キャンプスタイルをあらかじめイメージしていれば決断も早いと思います。

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ちなみに、私が行った時にはウロウロしているうちに、良い場所にどんどんテントが張られていたので、急いで場所を確保しテントを張りました。

やはり、人気なのは川沿いです。

偶然にも川沿いが空いていてラッキーでした。

トイレットペーパーがない

トイレにトイレットペーパーがないというのが1番注意する点かもしれません。

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最悪、紙を忘れてトイレに行ってしまった場合は、ウォシュレットで洗い乾くまで待つしかありません。

持参していても、トイレに行くときに持っていくのを忘れる可能性もあるので、ある程度丸めてポケットに入れておいた方が良いかもしれません。

夜22時~朝07時は車の乗り入れ不可

これは、道志の森キャンプ場だけではないと思いますが、就寝しているであろう時間帯は車を動かすのはやめましょう。

特に、道志の森はキャンプサイト自体が砂利道で、車を走らせると音がします。

お風呂に出かける場合は、早めに戻ってくるよう、時間を考えて行動しましょう。

ゴミは持ち帰る

最近のキャンプ場ではゴミ捨て場がないところも多いですね。

ゴミの処分はキャンプ場にとっても負荷のかかる事なので、協力しあって気持ちよくキャンプしたいものです。

あらかじめゴミがあまり出ないように、自宅で処理をしてくることをおすすめします。

直火が禁止

2020年1月1日より直火は全て禁止となっています。

直火はサバイバル感があって好きなのですが、火の後処理など色んな面で知識がある人でないと難しいです。

焚き火台

きれいにキャンプ場を使うためにも、焚き火台は必須ですね。

お気に入りの焚き火台を買うのもキャンプの楽しみのうちの一つです。

今回使った焚き火台はモンベルファイヤービット

ちなみに、薪は(針葉樹400円・広葉樹600円)で販売しています。

川のせせらぎの音が大きめ

川沿いのサイトを選ぶ場合は、川のせせらぎ音が大き目です。

川のせせらぎ

場所によっては、せせらぎというレベルを超えてザァザァです。

私は逆にこれが心地いいのですが、就寝時ノイズで寝れない人は、耳栓を持っていった方が良いでしょう。

道志の森キャンプ場だけでなく、川の音や海のさざなみの音が気になる方は注意です。

地面が固め

場所にもよると思いますが、私が設営した川沿いのサイトは表面が砂利で、地中にも大きな石があったりしてペグが刺さりにくかったです。

ハンモック泊でない人は、ソリッドステークと、固めのハンマーがあった方がいいですね。

スーパーが近隣にない

近隣にはスーパーがありません。

東からくる人は「たからやフレサ津久井店」や「ダイエー津久井店」あたりで買い出ししたほうが良さそうです。

西から来る人は「オギノ山中湖店」あたりが近いでしょうか。

少し前までは、現地での買い出しが楽しくて、地元の食材を食べたいと思っていたのですが、現地近くに店が無く困ることが多いので、最近では出発前に買い出しに行くことが多いです。

到着予定時刻から逆算して出発するのですが、意外に買い出しに時間がかかることが多く、予定をオーバーしてしまいます。

慣れないスーパーでの買い物は時間がかかるので、その分も想定しておかないといけません。

思った以上に寒い

9月の中旬なので東京から出発する時は、ずいぶん暑かったんです。

なので、うかつにも短パンで出かけたのですが、キャンプ場に向かっている途中、だんだん寒くなり、山梨に入ると短パンでは耐えられそうになかったので、買い出しの時にフリース素材のスウェットを買いました。

ほんと、買っておいてよかった。

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想像以上に寒くなる可能性がありますので、夏であろうと、油断せずに暖かめの装備を持っていきましょう。

ちなみに私の場合は、シュラフは年中、ナンガのオーロラライト450DXを使っています。

冬はフリースを着込んで、暑ければチャックを開けて使えばオールシーズン使えるのでおすすめです。

アリが立派

たまたまですかね。

私がテントを張った場所にアリが多かったです。

しかも、立派に育っています。

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キャンパーの食べ残しなどを食べて太っているのでしょうか。

自然を使わせてもらっているということで、そっとしておきます。

いざソロキャンにおすすめの道志の森へ

道志の森キャンプ場は、注意をすればソロキャンプで楽しめるキャンプ場です。

また、ここだけでなく、その近隣にもたくさんキャンプ場がありますので、ソロキャンプに慣れてきたら開拓してみるのも良いですね。

少しでも参考になれば幸いです。

ソロキャンプについてはこちらの記事も参考に

道志の森キャンプ場近隣のマップ

山中湖から30分ほど北東に行ったあたりに道志の森キャンプ場はあります。

キャンプサイトの料金

管理棟受付巡回時受付繁忙期
一人(3歳以上)¥800¥1,000同額
自動車¥1,000¥1,000¥2,000
(¥1,500)
バイク¥500¥500¥1,000
(¥750)
自転車無料無料無料
キャンピングカー¥1,000¥1,000¥2,000
(¥1,500)

デイキャンプの料金

デイキャンプ料金
一人(3歳以上) ¥500
自動車 ¥500
バイク ¥300
自転車 無料
キャンピングカー ¥500

バンガローの料金

バンガロー自炊食事付き(三食)繁忙期
一人(3歳以上)¥2,200¥4,500~同額
自動車¥1,000¥1,000¥2,000 
(¥1,500)
バイク¥500¥500¥1,000 
(¥750)
自転車無料無料無料

アウトドアマガジン編集部

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