キャンプやサーフィンなどのアウトドアは、自然と上手に付き合うスキルが求められます。大雨、暴風、灼熱、大雪、極寒、様々な環境の変化が起こるのが自然。
まさに、ゴールデンウィークの御前崎キャンプは暴風に見舞われました。
地元の人曰く、「いつもより少し風がきついです。」
というレベル。
いやいや、「完全に台風でしょう。」
とツッコミを入れたくなるほどの暴風なんですけど。
2019年のゴールデンウィークは10連休。
普段、休みなれていない人は、持て余す休みをどのように過ごせば良いか、困る人もいたんじゃないかな。
そんな人は、キャンプをすればいいんですよ。
今回は差し迫ってからの予約だったので、空いているキャンプ場がここしかなかったのと、サーフィンがしたかったのもあって、マリンパーク御前崎キャンプ場に。
雨の予報があったにも関わらず、御前崎キャンプ場についた頃には快晴。
かなりツイてるね、と思ったのもつかの間、風が強すぎてテントが設営できない状況に。
浜辺に行っても、風が強くて砂埃が舞う。
風が吹けば桶屋が儲かる話並みに、目に悪い。
風が収まるのを待って、テントを立てようと思っていた矢先、他のキャンパーさんのスノーピークのテントが強風でポールが2本ほど折れていました。
あれは、たしかランドロックだったかな。
スノーピークの丈夫なテントで、あんなに太いポールがへし曲がるって相当の風。
我々は、買ったばかりの、ヒルバーグを壊すわけにはいかない。
どうやら、この御前崎一帯は常に風が強いらしい。
それにしても、この強さは半端ない。
いろんなサイトのレビューを見ていると、風が強いというコメントが。
コンビニのお姉さんに聞いても、キャンプ場の管理人さんに聞いても大抵風は強いらしいが、天気予報を見ると御前崎に注意報が出ていました。
そりゃ、普段風がきついエリアに注意報が出たら相当危険でしょう。
ちなみに、写真の風車は止まっていました。
これだけの強風だと相当回って、発電できるんじゃないかと思うんだけれど、どうやら、あまりにも風が強い時には、風車が壊れるから止めるらしい。
モノにもよるけれど、風力発電の風車設置費用は1億円だとか。
そりゃ、壊れたらたまらない。
風車が止まっているときは要注意ってことで。
ここは、おとなしく退散することにしました。
キャンプ場としては、夏の風が少ない日に行くと海のすぐそばということもあり、最高に気持ち良いのではないでしょうか。
あと、雨上がりには不用意にキャンプ場内に車で入らないことをオススメします。
四駆じゃないとスタックします。
恥ずかしながら、やっちゃいました。
これぐらい行けるだろうと、甘い気持ちでぬかるみを進むと、完全にスタック。。。
運よく、近くにいた方々にお手伝いいただき、無事脱出。
急遽、別のキャンプ場を予約できたので、お隣の魚屋でランチをしてから移動。
ちなみに、お隣の施設の、お魚屋さんの炙り鰹定食は絶品。
お腹を満たせて、いったん御前崎キャンプ場は離脱するとします。
自然の怖さを知った一日でした。
テントを立てるか、やめるか、離脱するか、居続けるか、など様々な判断が求められるアウトドアですが、辞めるという決断も大事。
こういったトラブルの時に、どう判断するかを子どもたちに背中で見せるのも、いい勉強かもしれません。
しかし、あのぶっ壊れたスノーピークのテントの家族はどうしたんだろうか。
人ごとながら心配です。