宇宙から見る地球は美しいし、アラスカの夜空に浮かぶオーロラも美しい。
過酷な場所からの景色はたいてい素晴らしく、絶景には過酷な環境がつきものと言ってもいいんじゃなかな。
キャンプ場にも、同じことが言えそう。
今回行った、お台場海浜庭園は、まさしくそんな場所。
都内にあるガンダムや、自由の女神が鎮座するお台場は「海浜公園」
千葉県にあるお台場は「海浜庭園」
東京のお台場も、南房総のお台場も、ネーミングは江戸時代に大砲の台場として作られた場所ということで、由来は同じだそう。
タクシーに乗るときは、間違えないようにしないといけないね。
このお台場海浜庭園は、ホームページやSNSで見ていても、絶景感が伝わってくる。 #お台場海浜庭園
ただし、暴風というコメントが多数。
そう、絶景&暴風。
かかあ天下とマスオさん。亭主関白とおしとやかな奥さん。のようなステキな夫婦関係のよう。
ちょうど1年前に、暴風にて静岡のキャンプ場を断念した苦い経験があるので、ちょっとナーバスになっていたけれど、思い切って体験してきました。
Googleマップに頼りながら到着するも、入り口にキャンプ場の表記がどこにもなかったので、ちょっと戸惑う。
「お台場海浜庭園」と書かれた看板があるところが、このキャンプ場。
入り口に鎖がかかっていても、車を停めてから中に入り予約の旨伝えればOK。
1泊2日 6,000円で、ちょいと高め。
絶景なので、いったん車を停めてから潮風にあたるも、風が強くどこにテントを張るか悩む。
と言うか、ヤバイ所に来てしまった。。。という、嫌な予感も。
ただ、すでにお金を払っていたので、引き返せない。
まずは車で岸壁に陣取ってから、場内を散策し、風が防げそうな場所を探すも、どこにいてもほぼ強風は同じ。
なので、一番海に近い絶景な場所を確保。
テントが吹き飛ばないように丁寧にテントを張る。
車で風除けを作るも、小さなレンタカーでは効果なく、しかも夕方になると風向きが変わり、逆から風が吹きだす始末。
なんと、テントが壊れて撤収する人もいました。
そんな、強風のあおりを受けながらも、景色は最高。
パノラマビューというか、270度ぐらい海が見渡せます。
しかも、程よい高低差があるので、どこにテントを張っても絶景。
富士山もキレイに見えます。
富士山までは結構遠くなので、写真では写りにくいのだけれど、天気が良ければくっきり見えそうです。
海の向こうの富士山はなんとも、神々しい。
最近気付いたのは、湖や、海を挟んだ向こうに見える富士山が美しいってこと。
洪庵キャンプ場がこれまで体験した中では、最も美しい富士山と湖。
風がおさまりつつあったので、焚き火とBBQをしながら、富士山付近に沈む夕日を眺める。
まぁ、なんという至福のとき。
3月なのに、気温が高めだったので、焼酎お湯割ではなく、赤ワインを。
真っ暗になってからは、星が綺麗に見えましたよ。
19:00ごろになると、風がきつくなってきたので、テントの中に引きこもって、iPadでフォレスト・ガンプを見る。
ちょうど嵐のシーンと、リアルな強風で、シンクロしてました。
眠りについてからも、途中で後悔するぐらいテントがバタバタして体ごと吹き飛ぶんじゃないかと、恐怖を感じるくらい。
夜中にテントのバタバタがあまりにもひどいので、ヒルバーグの説明動画を再度確認。
ガイロープは張りすぎるとテントが壊れると聞いていたので、若干緩めにしていたのだけれど、やっぱりそこそこテンションをかけないと、テントがバタつくらしい。
強風の中、ガイロープを強めに張り直し、少しはバタつきがおさえられ、少しだけ眠りました。
しっかりと説明通りにテントを張らないといけないんだなと反省です。
翌朝は、近くの灯台へ。
ここに登るとキャンプ場が見渡せます。
今回は、悪天候の中のキャンプで、1つ経験値が上がったんじゃないかな。
キャンプの大敵は雨よりも強風と寒さ。
この2つは命に関わるので、初心者は経験値を積んでから、突撃した方が良さそうなお台場海浜庭園キャンプ場でした。