ここ最近、たき火フライパンというものがトレンドらしい。拾ってきた棒切れを取っ手として利用でき、たき火で調理ができるアイディア商品。
そもそも、横澤鉄板で肉を焼きたいと思っていたところに、それならフライパンでもいいのでは?という発想から、たき火フライパンへ行き着いた。
インターネットとは無情なもので、どんどん渦に飲み込まれていく。
しかし、これ取っ手も外せて、かなり丈夫そう。
Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン
はてこの取っ手が外せる形はどこかで見た気が。。
そうだ、玉子焼きフライパンがこれと同じ取っ手の形をしているな。
と思い立ち、引っ張り出してくる。
なんだ、コゲコゲじゃね〜か。
買った時はピカピカの黄金色だったのにな。
肉を焼くというミッションはどこへやら、この銅のフライパンをピカピカにするというミッションへと変わっていた。
調べてみると、長年使い込んだコゲは簡単に取れるものではないらしいが、お酢と重曹と熱湯というキーワードが出てきた。
どこかの記事には、銅には重曹もお酢もNGと書いてあったけれど、あまりにコゲがひどいので忠告を無視。
勝手なミックスルールということで、熱湯に五倍酢と重曹を入れてフライパンを煮詰める。
ネット上では、3時間漬け込むという情報から、一晩漬け込むという情報まで様々。
しかし、そんなに待っていられない。
15分経っても、コゲが浮かび上がってくるコトはなく、これは擦りとらないとラチがあかないと思い、ナイフで削り取る。
銅に傷をつけないように、微妙な力加減でこする。
お酢の効果か、重曹の効果かはわからないけれど、コゲがポロポロと取れていく。
そもそも最初から、こすれば良かったのかは分からないけれど、重曹とお酢のおかげでコゲが取れやすくなっている気がする。
もう、10年以上も使っている代物だから、思い切ってガリガリ。
ある程度削り取ってから、普通は激落ちくんなどでこするのだろうが、あいにくウチになかったので、目の細かいサンドペーパーでこする。
1時間ぐらいかかって、そこそこ、ピカピカになった。
横澤鉄板からの、寄り道がなんとも、意外な結末となった。
次のキャンプには持って行ってみよう。
偶然にもぴったり合う、長い棒があったので差し込んでみた。
これで、焚き火フライパンの出来上がりだ。
その辺に落ちている長い枝を拾って、ナイフでけずってフライパンにはめ込むイメージはできている。
あとは、ワイルドに調理をしてみたい。
本来は、だし巻きを作るためのフライパンなので、キャンプに適しているかどうかは不明だから、ご自身の責任の元、参考にしてみてください。
焼きの模様が気に入らなかったので、再度ペーパーでこすり、焼きを入れ直した最終系。
おそらく、たき火で使うと速攻で真っ黒になるんだろうな。