キャンプの夕日

人生ベスト3に入る大角海浜公園くじら広場キャンプ場

生まれて初めてキャンプした場所が、大角海浜公園くじら広場キャンプ場である。正確には、生まれて二回目。

一回目は母親いわく、まだヨチヨチ歩きの赤ちゃんの時に、琵琶湖にキャンプに行ったらしい。

写真も残っているけれど、全く記憶にない。

なので、キャンプの楽しみを知ったのは、なんと40歳を超えてから。

遅咲きもいいところである。

なぜ、もっと早くにキャンプに出会わなかったのだろうかと、人生の大半を損した気分にさえなる。

子ども達にはそんな思いをさせてはいけないと思い、タイミングが合えばキャンプに行くようにしている。

生まれて初めて行った大角海浜公園くじら広場キャンプ場が、今まで行った中で、ベスト3に入るほどステキなキャンプ場だった。

こんなに、海が見渡せて落ち着ける場所は他にあるのだろうか。

愛媛県の北端にあるキャンプ場だから、瀬戸内海に面していて、ひんぱんに漁船の行き来が見られるのが、なんとも風情があっていい。

この付近には「大角海浜公園キャンプ場」と「大角海浜公園くじら広場キャンプ場」がある。

海水浴場に面しているのが、「大角海浜公園キャンプ場」

さらに、丘の細道をこえたところが「大角海浜公園くじら広場キャンプ場」

この細道は車で行くときは狭すぎるので対向車には要注意だ。

両キャンプ場とも、ほぼ同じ場所にあるわけだけれど、風景はずいぶんとちがう。

子どもがいる家庭だと、海水浴場に面している「大角海浜公園キャンプ場」の方が、賑やかさもあっていいかもしれない。

「大角海浜公園くじら広場キャンプ場」は少し落ち着いたキャンプ場なので、のんびりと風景を眺めたり、釣りをしたりする家族向けだ。

実際に、老夫婦が仲睦まじく二人でキャンプをしていた。

タープの張り方が下手だったので、たぶん彼らも始めたばかりなのかな。

海沿いで風がきつかったから、夜中にはタープは撤収していたけれど。

あれを見てタープが欲しくなったんだっけ。

施設は最低限のトイレと洗い場があるだけだが、けっこうキレイで両方とも無料というのが驚きだ。

予約などができないから、行き当たりばったりで行くしかない。

ゴールデンウィークにもかかわらず、運良く空いていたから、普段なら混むことはなさそう。

まぁ、空いていなくても周辺にはキャンプ場が多いからあまり心配はいらないかもしれない。

この時が初めてのキャンプだから、いろいろと道具が不足していたり、要領を得ていなくて困った。

困ったと言っても、それを楽しんでいたわけだけれど。

ランタンもないし、ヘッドライトもないし、テーブルもない。

今考えると恐ろしい。

それでも、そんな不自由さを打ち消すぐらいの、海と空が見渡せる景色

このキャンプ場が初めてだったから、家族みんなが「キャンプっていいね。」となったのだと思う。

普段は動き回る子ども達が、あまりの景色の良さに、のんびりと海の景色や夕日をながめる姿が印象的だった。

目の前が海だから、次に行く時は釣竿を持っていきたい。

釣った魚をその場でさばいて、焼いて食べるのが目下の夢。

それが叶えられるキャンプ場だね、ここは。

生きている事があやふやになりそうで、夢見心地な気分にさせてくれた「大角海浜公園くじら広場キャンプ場」

天国に近い、キャンプ場とでも言っておこうかな。

所在地〒799-2101  愛媛県今治市波方町波方乙893-1
交通アクセス(1)波方駅から車で10分
(2)しまなみ海道・今治北ICから車で15分
施設料無料

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