私がキャンプを始めたきっかけストーリーとこれからキャンパーになるあなたへ

海に沈む夕日

「キャンプをやってみたいなぁ。」と思っているけれど、テントの設営も面倒そうだし、メンテナンスも大変そうだし、そもそも道具が高いし…………などと始められずにいる方へ、私がキャンプを始めたきっかけを。

このストーリーが、あなたのきっかけになれば幸いです。

ゴールデンウィークの家族旅行からすべては始まった

そもそも、キャンプをやってみたいという思いはありつつも、面倒くささが先行し、キャンプに対してはどちらかというとネガティブなイメージ。

実際に始めようと思っているけれど、動けずにいる人の大半はそうじゃないかな。

少し難しく、なんか敷居が高い。

それが今やなぜ、こんなにもハマることになったのか。。。

それは、ゴールデンウィークの休みを利用してサーフィンに行く計画が始まり。

偶然にも息子用の小さめのウエットスーツを安価で手に入れ、子どもを使い強制的にサーフィンへと家族を巻き込んだ事が発端。

しかし、家族でサーフィンに行くとなると、子どもたちと私が楽しむだけで、妻は見るだけ。

「サーフィン見てるだけなんて面白くないぃ〜〜」
と妻が言い出しました。

まぁ、確かにそうだけど。

家族を巻き沿いにして旦那がサーフィンしている、SUBARUのフォレスターのCMが少し批判されたぐらいですから。

そこで、人生を変える一言を妻が言いました。

「あんたらサーフィンするなら、私、キャンプする。」

「。。。。。」

以前よりキャンプという話は上がっていたけれど、テントを買ってもどうせ数回しか使わずじまいだと思って、うやむやに。

それじゃぁ、やってみるかと、しぶしぶ承諾し、キャンプをする事に

そうとなったらテントが必要です。

楽しいかどうかもわからないのにテントを買うのもあれなんで、実家に眠っているテントを引っ張り出してきた。

40年前に一度だけ使ったというテント。

昔といえば、みんながイメージする、ボウイスカウトが使いそうなあの三角の黄色いテント

これ、はたして使えるのか?

という不安でいっぱいだったけれど、いざ広げてみると意外と大きく、穴も開いていないので、もしかのときは車で寝ればいいかと、そのアンティークなテントで四国の旅が始まった。

説明書のないテント

旅の初日は道後温泉に入り、四国最北端にあるキャンプ場へ。

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人生ベスト3に入る大角海浜公園くじら広場キャンプ場

ここは海沿いですが波がないので、サーフィンはおあずけ。

なんとここは、絶景にもかかわらず無料。
トイレもあり洗い場もあり、人が少ないという好条件。

到着してから、さっそく問題のテントの設営開始。

随分古くて、そもそも説明書もないので、Googleに頼ればいいかと思っていたのですが全く情報なし。

設営されている写真が幾つか見つかったので外観の写真だけで、あとは物理。

ロープはこう引っ張った方がいいんじゃないか?
ポールはここに立てるんじゃないか?
ペグはこの辺に打った方がいいんじゃないか?

など、テント自体を建てたこともない未経験の家族が、みんなで考え、難無く設営完了。

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ついに念願のテントが完成!!

そして、テントを設営して気付いたのです。

このテントを立てるという面倒だと思っていたこと自体が楽しいのだと。

アウトローなキャンプ

設営が終わったら、次はBBQ。

写真を見てもわかると思いますが、アウトローな家族は、キャンプだというのにテーブルやチェア、ランタンを持ってきていません。

今考えれば冷や汗ものです。

レジャーシートをひいて、テーブルの代わりにクーラーボックス。
ランタンの代わりに懐中電灯。

意外となんとかなるもんです。

海の夕暮れ

こんな景色をぼーっと見ながら、ビール片手に語らい合うのは最高。

たいした道具もないのに、この時すでに、家族全員がキャンプにハマっていくのでした。

スノーピークを求めて

2日目は高知県の入野松原でキャンプ

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サーフキャンプは高知県の入野松原キャンプ場で

サーフィンもキャンプも楽しみました。

このキャンプで、ある出来事が起きます。

それは、家族みんなが、

「もっと、いいテントが欲しい!!!」

と言い出したのです。

それもそのはず、周りにはロゴズスノーピークコールマンなどのテントが並ぶ中、私たちのテントはオレンジの三角の古いテント。

古いと言っても1度しか使ったことのないテントなので新しいのですが、なにせ40年前のノーブランド。

確かに、スノーピークとか欲しいわな。。。

しかも、テントカバーもないので、夜露が顔にポタポタ垂れるのもちょっと寝づらいし。

と思いつつ、

「それじゃぁ買おうか。。。」

と、なかば強制的にテントを買わされることに。

普通、キャンプ中にテント買うか? とも思いつつ。

家族みんなが、スノーピークがいいと言うので、一番近場のスノーピーク、アメニティードームが売っている店を検索。

結局、随分遠い高知市内まで高速でゼビオへ。

そこで、念願のテントを購入!

ついに、買ってしまった。。

キャンプ中にテントを買うなんてあまり無いようで、色んな人に驚かれます。

たしかに、お店の方も驚かれていましたが。

みんなでテンション上がりながら、近場のキャンプ場へ。

最新のテントはさぞかし簡単に設営できるのだろうと思いきや、これが意外に難しい。

説明書がないと絶対にわからない。

そう考えるとオレンジのテントはよく出来ているなぁ。と感心。

しかし、最新のテントはさすがです。

設営してから中に入って寝転んでみると、その広さ、解放感、明るさ、全てにおいて文句なしでした。

スノーピークのテント

左奥にみえるテントが始めてスノーピークのアメニティードームを設営した我が家

もう、テントを買ってしまったからには、年に一回のキャンプではダメ。

2〜3ヶ月に一度はキャンプに行かねばと、覚悟したのです。

それから、さらに2泊し合計4泊5日のサーフキャンプでした。

かずら橋

かずら橋なんかにも寄りましたよ。

これからキャンプを始めるあなたへ

なぜにこんなにもキャンプが楽しいのかというと、子どもの頃に作った秘密基地の感覚と似ているからかもしれません。

何もないところに寝床を作る。
何もないところで火を起こし調理をする。
そして、自然の中でご飯を食べる。

これがキャンプなんですね。

実はキャンプって、アウトドアのようでインドアの要素もあるのです。

それは、料理やインテリアなどがそう。

アウトドアだけれど、料理というのはインドアな趣味です。

テントサイトを綺麗にディスプレイしたり、テーブルやチェアを配置するのもインテリア的な要素があるインドアです。

あらゆる趣味に対応できるのがキャンプだと思っています。

サーフィンが好きな人、マウンテンバイクが好きな人、写真が好きな人、山登りが好きな人、絵画が好きな人。タープの下で編み物をするのもいいかもしれません。

すべて、キャンプ場でできるのです。

キャンプはあくまで自然の中に身を置くという行為。

それに付随して、他の趣味を楽しめるのです。

SOLLTは、そんなキャンプの楽しさをより多くの人に、喰わず嫌いだった私のような方にも伝えられれば本望です。

すでにキャンパーの人にとっても、これからキャンパーになる人にも、もっともっと、キャンプの魅力を伝えていきたいと思います。

アウトドアマガジン編集部

外遊びの楽しさを伝えるアウトドアオンラインマガジン。趣味がない人にも読んでもらいたい。リアルが伝わるようライターの体験に基づき情報を発信しています。

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